平成7年9月22日
沖縄県教育委員会
教育長 仲 里 長 和 殿
沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会
会長 國 仲 英 廣
要 請 書
日頃より、特殊教育の充実・発展のための施策を推進していだいていることに対し、衷心より
感謝申し上げるとともに、今後ともなお一層のご支援をお願い申し上げます。
さて、本会は、平成3年2月10日県立大平養護学校において、「精神薄弱養護学校の充実発展
を促進し、会員相互の協調を図ること」を目的に、県教育長をはじめ多数の来賓の列席のもと結
成されました。
本会は今年で発足5周年を迎え、現在、県立の精神薄弱養護学校PTA(9校)が加盟してお
り、会員数は1,710人を数え、障害児(者)の社会的地位の向上のための諸活動を推進している
ところであります。国際障害者年以降、障害児(者)に対する理解が進んだとはいえ障害児(者)
を取り巻く社会環境は厳しく、多くの課題が山積し、本会の取り組みが要請されているところで
あります。
本会は、前述の目的達成のための主な活動として「障害児(者)の地位向上のための諸要請
活動」、「交流スポーツ大会」及び「PTA研究協議会への派遣」等を実施していますが、本会
の組織が全県にまたがるため、会運営の根幹をなす理事会への両先島からの参加についても脆弱
な予算では対応できず、委任せざるを得ない状況にある。また、PTAの研修の場として「全国
精神薄弱養護学校PTA研究協議会」、「九州地区精神薄弱養護学校PTA研究協議会」が毎年
開催されていますが、本会としては九州地区へ1人派遣することが精一杯で、全国的な研修の場
としての「全国精神薄弱養護学校PTA研究協議会」への派遣が、必要性を痛感しまがらもでき
ない状況にあります。
本会の活動は、加盟各養護学校から分担金を徴収し運営していますが、活動をより拡大・推進
するためには予算不足の状況にあります。ところが、大方の保護者の所得状況は厳しいものがあ
り、分担金を増額することができない窮状にあります。このような事情をご理解いただき、本会
活動へ30万円程度の補助金の交付について、ご高配いただきますよう要請いたします。