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                  10周年おめでとう
                            沖縄県知的障害養護学杖PTA連合会
                            第 2 代会長  東江清治

 沖縄県知的障害養護学校PTA連合会(以後「沖知p連」の略称を使用)が結成10
周年を迎え、記念誌に寄稿する機会を得て感激しております。
 國仲英廣初代会長のあとを継いで沖縄県精神薄弱養護学絞PTA連合会(以後、「沖精
P連」の略杯を使用)の第2代会長になった頃は、結成5周年の事業が終わり「沖精P連」
の活動も安定した時期と思いました。私が美咲養護学校のPTA会長になったのは平成6
年度からで、結成5周年の記念誌編集の時、本会の結成に努力なされた校長先生をはじめ、
諸先輩方のお尽力に感範をうけました。
 私の在任中は、県教育庁の先生方や校長先生をはじめ職員のみなさん、そして会員の指
導とご協力で、特に事務局校の大きな協力で会がスムーズに運営され、大過なく金城英一
会長に引き縦ぐことができ感謝申し上げます。
 在任中に、九州地区知的障害養護学校PTA連合会(以後「九知P連」の略称を使用)
の会長当番県にあたり、多くの関係者・会員のご指導、ご協力で九知P連理事会を沖縄県
で開催できました。夏の全国研究協議大会で「美咲青年教室」について研究発表をする機
会がありまました。宮古養護学校の会長さんをはじめ多くの会長、役員の参加があり研究
協森終了後席を改め、討論し合ったことはたいへん有意義でした。
  子供たちは、養護学校卒業後も社会教育の機会と、交流の機会は必要であり「青年教
室」もしくは「青年学級」の活動は重要だと思います。昨年の3月に息子が卒業しました
ので保護者の立場で「美咲青年教室の活動に参加しています。
  研究発表したあと、もっと「美咲青年教室」の活動を報せる必要があると思い、やっ
と昨年の末からインターネットにホームページを立ち上げました。
 全国どこからでも見ることができるので、メールや掲示板を利用して意見交換ができる
ことを期待しています。
 「沖知P連」に対する県からの補助金については、初代会長からの懸案でしたが県財政
の厳しい折まだ実現していないのは残念です。
 しかしながら、県教育庁が強力に障害者のための職場開拓に尽力なされていること、県
教育庁が主催する研修会に「県P連」・「高P連」と「沖知P連」が同席できるようにな
たこと、その他、特殊教育の充実のために多くの教育関係者が頑張っていることに、敬意
を表したいと思います。
 思い返せば、「PTAの歴史」とか「理念」とか「目的」とか深く」考えることなく、
「子供のため」という純粋な気持ちでの活動でした。子供のために学校や先生方と良い環
境・関係を築く、保護者どうし交流し情報交換をしたり助け合ったりする・・など養護学
校の多くの保護者が思う気持ち・行動がPTAそのものだと思います。
 障害を持つ子供にとって、学校に通っている12カ年はたいへん貴重な年月だと思いま
す。そのためにも、日頃のPTAの活動は重要であり、上部組織の「沖知P連」の益々の
充実発展と子供たちの健やかな成長を祈念いたします。