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沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会
発足5周年・記念誌(抜粋)
目 次
1あいさつ… 沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会 会長 國 仲 英 廣
2 祝 辞・・…沖縄県教育委員会 教育長 仲 里 長 和
沖縄県特殊教育諸学校校長会 会 長 仲 嶺 貞 夫
沖縄県精神薄弱養護学校校長会 会 長 仲宗根 恵蔵
3 沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会沿革(発足10周年記念誌と重複するので省略します。)
4 発足5周年によせて……・…・・・・………初代参与 當 銘 正 幸
初代副会長 友 利 敏 雄
初代監事 大兼久 フサ子
5 各単位PTA活動紹介
名護養護学校 名護養護学校金武分校 美咲養護学校 大平養護学校
島尻養護学校 西崎養護学校 八重山養護学校 沖縄高等養護学校
6 資料編 (発足10周年記念誌と重複するので省略します。)
(1)各学校紹介(所在地・案内図・電話等)
(2)歴代役員及び理事
(3)感謝状受賞者一覧
(4)交流スポーツ大会受賞チームー覧表
(5)沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会結成趣意書
(6)要請書
(7)会則及び改正経過
あ い さ つ
沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会
会長 國 仲 英 廣
沖精P連5周年の記念すべき節目を迎え、「記念誌」の発刊に際し、あいさつ申し上げます。
「子どもの健全な成長を図り、幸福を実現する」、をテーマに県教育長をはじめ、県内各地から養護
学校の親・教師・関係各位のご出席をいただき、ここに名実ともに沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合
会(沖精P連)が、平成3(1991)年2月10日、県立大平養護学校体育館で誕生することになります。
全国(精)PTA連合会結成、昭和43(1968)年に遅れること20年余、九州(精)PTA連合会結成、
昭和63(1988)年から3年経過し、九州8県のなかでは比較的遅く、佐賀県につぐ結成となります。
さてわが国は、平成5年に「障害者対策に関する新長期計画」を策定し、さらに「アジア・太平洋障
害者の十年」がスタートしたことを契機に、国民の障害者に対する理解と関心がさらに高まり、各種福
祉施策が徐々に向上しっっあることは、本人をはじめ、親、関係者の喜びとするところであります。
沖精P連も障害者基本法の施策の推進や、ノーマライゼーションの理念に基づき、すべての障害者に
対して、健康な人と同じように、健康な暮らしのできるよう努力しているところです。@スポーツ交流
大会の開催、A全国大会・九州大会における情報交換及び参加報告会、B会報誌の発行、C県議会への
陳情要請、D県教育庁生涯学習振興課に対する予算獲得運動など様々な視点から活動を推進して参りま
した。
しかしながら、高等部卒業後の受け皿の問題、知的障害者の地域社会に対する啓発教育、宮古・八重
山養護学校から父母教師の参加できるような活動計画り取り組みなど、解決すべき課題が山積している
のも周知のとおりであります。
この時にあたり、私たちPTA連合会は一層の結束を固め、相互の叡知と力を結集し、力強い活動を
展開しなくてはならないと考えます。
最後になりましたが、沖精P連の益々の充実発展を祈念し私のあいさつとします。
ありがとうございました。
平成8年3月
祝 辞
沖縄県教育委員会
教育長 仲里長和
沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会発足5周年記念誌が発刊されますことを、心からお祝い申し上
げます。
貴PTA連合会は、「精神薄弱養護学校の充実発展を促進し、会員相互の協調を図ること」を目的と
して平成3年に結成され、本年で5周年を迎えることとなりました。
各精神薄弱養護学校単位PTAの皆様方には、会員相互の協力のもとに特殊教育の充実及び障害児の
社会的地位向上のため諸活動を推進しておられることに対し敬意を表するものであります。
ご承知のように、PTAは、幼児児童生徒の健全な成長を図ることをねらいとして、父母と教師が
協力して、教育環境の改善・充実に努めるとともに、会員相互の学習その他必要な活動を行う団体であ
ります。
本県では精神薄弱養護学校9校において、毎年約1千名余の幼児児童生徒が学習しており、それぞれ
の実態に即した集団生活や社会参加への適応指導を行っております。
県教育委員会といたしましては、心身に障害のある幼児児童生徒の社会参加・自立を図るため、関係
機関等と連携を密にして就学指導体制の確立や各学校における指導内容及び指導方法の改善・充実によ
り、特殊教育の振興を図っているところであります。また、各小・中・高校との交流教育や環境教育の
一環として「花と緑と野鳥の住む学園」構想の推進等も行っております。
今後とも、各単位PTAの皆様が、各種研修会やスポーツ大会等を通して、会員相互の学習や親睦を
深め、さらに「九州及び全国精神薄弱養護学校PTA連合会」等との連携を図りながら、会活動を推進
されることを御期待申し上げます。
終わりに、沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会の限りない御発展と皆様方のますますの御健勝を祈
念申し上げ、祝辞といたします。
平成8年2月
祝 辞
沖縄県特殊教育語学校校長会
会長 仲 嶺 貞 夫
平成3年2月10日に結成された沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会(沖精P連)の発足5周年に当
たり、その意義を高く評価しお祝いを申し上げます。
沖精P連はその会則第2条で「本会は、精神薄弱養護学校の充実発展を促進し、会員相互の協調を図
ることを目的とする」とうたっています。日常的にはそれぞれの学校のPTA単位で活動をしているが、
連合会をつくることにより、お互いの情報交換や親睦、いろいろの課題に対する共通理解や協力などが
促進される意義は大きいと思います。
各学校では毎月の授業参観や運動会、学習発表会などの学校行事を通して学校とご父母の連携、協力
が高まってきています。幼児児童生徒の学習状況を知ることは、各家庭における生活や学習にも役立ち、
また学校における教育活動の充実にも大いに役立っことであります。よく学校とPTAは学校教育活動
における車の両輪と言われます。両者が幼児児童生徒の成長を願って力を合わせれば、子どもたちも着
実に伸びていくものと思います。
特殊教育諸学校は盲学校、聾学校及び養護学校で構成され、平成7年5月1日現在全体では1,518人
そのうち精神薄弱養護学校9校(分校1を含む)では1,039人の幼児児童生徒が学んでいます。その目
指す教育目標は一人一人の幼児児童生徒が立派に社会参加・自立することであります。その教育目標の
実現を目指して各学校では活発な教育活動がなされています。普段の授業に力を入れると共に、うるお
いのある教育環境づくりとして「花と緑と野鳥の住む学園」構想の促進、スポーツの面では身体障害者
スポーツ大会への参加や養護学校体育連盟の大会や駅伝大会、文化の面としては昨年発足した沖縄県特
殊教育語学校中学部文化連盟の活動、中学校文化連盟、高等学校文化連盟との連携、そのほか近隣の学
校等との交流教育や地域との交流活動など意欲的な取り組みがなされています。
しかし進路指導面ではまだまだ精神薄弱養護学校高等部生徒の就職率は38.3%(平成4年〜6年の平
均)にとどまっており、職場開拓などに力を入れていかなければなりません。就学指導、学習指導、進
路指導の充実など多くの課題解決へ向けてさらに努力していきたいと思います。
沖精P連ではこれまでスポーツ交流会、会報の発刊、九州や全国大会への研修会参加や特殊教育に関
する要請など多くの活動の実績をあげています。これらの活動は幼児児童生徒一人一人の教育を大きく
支援するものであります。これからも沖精P連の一層の活性化を期待いたします。
祝 辞
沖縄県精神薄弱養護学校校長会
会長 伸宗根 恵 蔵
沖精P連発足5周年おめでとうございます。思えば5年前県立大平養護学校で結成総会が開催され、
その後年々会組織が充実発展して今日の隆盛を見るまでに至りました。これまで会運営にご尽力下さっ
た役員の皆様をはじめ関係者の皆さんに敬意を表します。本会の母体である全国精神薄弱養護学校
PTA連合会が設立されたのが、昭和43年で20余年を経過しての沖精P連の発足でありました。でもそ
の間、各単PTAでは、任意に加入され全国大会にも参加したりしてきましたが、九州地区精神薄弱養
護学校PTA連合会の理事会が沖縄県で開催されることになり、それを機に沖精P連結成への機運が高
まり結成の運びとなりました。
本県の精神薄弱養護学校は9校(分校1校)ありますが、それぞれのPTA活動が活発でPとTが車
の両輪のごとく子どもたちの成長発達の為に共に手を携えて頑張っておられる様を見て意を強くしうれ
しく思います。
さて、精神薄弱養護学校には解決していかなければならない課題が多くありますが当面するそのいく
つかを挙げると
学校過5日制に伴う地域社会における活動の場の問題です。これまでの実態調査から見ると、そのほ
とんどが家庭を中心としてごく身近な限られた人たちとの交わりでしかなく、子ども会活動など地域活
動に参加したい、参加させたいと思ってもなかなか入り込めない実情にあります。
二つには、理解啓発の問題です。交流教育等教育行政においても学校においても意図的に計画的
に、この子らに対する理解啓発を図る目的で取り組みがなされていますが、一般社会に対しても彼らの
「良さ」を知ってもらう取り組みが一層のぞまれます。
三つには、就労の問題です。幼少の頃から身辺生活の自立、集団生活への参加、働く意欲を育てるよ
うに家庭と学校が更に連携して就労に向けての素地づくりが大切です。そして企業への働きかけを常に
心掛ける必要があります。
四つには、学校において彼ら一人ひとりにとって確実に身につき、生きた力となる指導内容を更に研
究し、今後の社会参加と自立に向けて努力していく必要があります。
以上当面する課題について述べましたが、これらはすべて学校と家庭との連携によってこそ確実なも
のとして解決されるものだと思います。
沖精P連の益々のご発展と学校との連携プレーがより強固になり、子どもたちの為に更に努力されま
すよう祈念し祝辞と致します。
「あの頃は・・・・・・」
、 元名護養護学校校長
當 銘 正 幸
沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会が創立5周年を迎えたことを心からお祝い申し上げます。「も
う5年の歳月が流れたのか」と感慨一潮といったところです。原稿の依頼を受け机に向かってみて、自
らの歩みを振り返ってみて、改めて「歳月人を待たず」の諺を実感している次第です。
連合会発足以降の沖精P連の活動の状況をみると、社会の変遷を眼の当たりに見せつけられているよ
うに思います。発足の翌学年度には九精P連沖縄大会を主催し、立派に成功させ、また適正就学を進め
る集いを後援、平成4年度以降は、独自の事業としてのスポーツ交流会をもったり、県知事、県議会へ
の要請を行うなど活発な活動がなされ、最大の目的であった単位PTAの活動報告がなされ、会報の発
行をするようになっていることは健全な会運営がなされているものと高く評価されてよいと思います。
この5年という短い期間に、このように落ち着いた連合体の活動ができるとは、正直なところ私には
予想だにしなかったことです。
その辺のところを回顧してみることも、発会当事者としての責務なのかも知れません。
PTA連合体を組織しようにも、その母体である学校そのものが主任制度の導入や、国旗・国歌問題
で狂乱怒涛の時期とでもいえばよいのか、混乱のまっただ中にあったからです。学校経営者と教職員組
合との間柄は、一面抵抗、一面交渉の対立に入った時期であり深刻な状況を呈していた。
当時、特殊教育諸学校長会では「特殊教育諸学校PTA連合会の結成を最大の命題としていました。
昭和60年沖縄盲学校PTA会長と校長会々長(仲田稲蔵氏)を中心に計画案づくりのために打ち合わせ
をし、協議に入ろうと考えたのですが、学校種別の問題や各学校のコンセンサスの目途が立たず時が過
ぎ実現をみることができなかったのである。
全国的にみると、昭和62年になって精神薄弱養護学校では、九州地区P連の機運が一挙に盛り上がり、
翌63年には結成の運びとなって3年後の平成3年度には、沖縄県が九精P連理事会開催県に割り当てら
れていた。校長会長だった私がそのことを知ったのが平成元年の5月である。そこで、どうにかして県
P連を組織して、学校間の情報交換を行い、広い視野に立った各学校の連携をはかって幅広い活動を行
いたいと希望して準備を進めることにしたのですが、各学校の活動は鈍く、PTA会長さんもそこまで
積極的に、中核となって進めようとする意欲的なリーダーが得られず発足を進展させることは困難のよ
うに思えました。
そもそも、精神薄弱養護学校の保護者の殆どは、即精神薄弱児(者)育成会の会員であり、医療・福
祉・教育・労働等、社会一般的な諸活動は総べてその組織を通して行われ教育研究もその行事の中に組
み入れられた形で啓発や研究、施設等との連携がはかられて進展してきた歴史的な背景があるわけです。
丁度、昭和60年代初期はその母体である育成会の組織が不安定な時期であったため、各単位PTA内
部も一枚岩での活動が困難であって、学校の制度的混乱と、保護者の側の組織(手をつなぐ親の会)の
お家事情の不安定要素が重なって、PTA活動も純行状態になっていたといえる。そのような事態では
学校の正常な運営はもとより、保護者との連携も、地域社会の学校理解も得られないと憂慮した校長会
が、その打開策を見出す思案をしているところへ、西崎養護学校PTA会長友利武弘氏等が「保護者だ
けでもよい保護者会の連合組織をして活動し、学校への働きかけをしたい」との気持ちでいるとの情報
を得て、氏と一緒になって正式な会の組織を着手する決心を固め、全国や九州地区のPTA連合会等に
単位PTA独自の長として参加し、学校PTA連合組織の必要性を強く感じていた現会長の國仲英廣氏
(育成会の中で中立な立場にあった)に働きかけ、特殊学校校長会長(大平養護学校長・久高利男校長)
と精神薄弱養護学校々長会長(名護養護学校長)の當銘が発起人となって立案をし、後に、名護養護・
西崎養護のPTA会長、学校長を準備委員に加え、更に各単位PTAの副会長を務める教頭を加えて
結成準備会」を発足させ、本格的に取り組み、学校PTA本来のあるべき姿で発足することができた
のである。
PTAとは、「父母と先生が協力してそれぞれの地域に即した教育活動をし、子どもの健全な成長を
はかろうとする民主的な団体である」と定義されている。父母は、子どもが就学すること即、また教師
は、その学校に勤務することによって“PTA会員”なのである。PTAが「学校」という機縁をもと
にしてつくられており、学校によって教師と保護者が結ばれている成人の教育団体であることを強く認
識していなければならないと思う。何かそのへんの理解の仕方に大きな隔たりができていたように思え
てならないのです。
学校のこのような情勢の変化と時を同じくして「育成会」も、会員の自助努力と、県社会福祉協議会
等の指導により、“沖縄〃全沖縄の融和が計られ、「新生県育成会」発足の機運が高まり、漸く長年の懸
案が実現となったのです。
何かをつくり出そうとするとき、「生みの苦しみ」がついて廻ることは常識とはいえ、その任に当たっ
た当時の各単Pの役員の方々の苦労は並大抵でなかったことを回想し、今日の落ち着いた会の姿になる
までに尽くされた皆様に心から“御苦労様でした〃と、感謝の念を込めてその労を犒いたいた思います。
表に現れた喜びの裏に秘められた大変な苦悩と大きな努力のあることをかみしめなければと、思いつつ
現在の養護学校全体の動きが、みんなで責任を分かち合い活動している姿に感動し、頼もしく眺めるこ
とのできる喜びを味わっている一人であり、先達の方々に万福の敬意を表するものである。
“一人の百歩より皆の一歩”を大事さを肝に銘じて前進したいものです。
沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会の益々の発展を祈念申し上げます。
結成当時をふりかえる
泡瀬養護学校
友 利 敏 雄
「光陰矢のごとし」のことば通り平成3年沖精P連(沖縄県精神薄弱養護学校PTA連合会)の結成
から5年の歳月が経過しました。思えばまだ経験したことのない精薄養護学校へ学年途中に突然教頭の
命を受け、美咲養護学校に赴任したのが平成2年11月でした。
赴任早々、日常の勤務についての引継ぎも終わらぬうちに、その結成の準備を進めなければならない
事を知り、悪い時期に赴任したものだと思った。しかし後退する訳にもいかず「やるしかない」の覚悟
で取り組んだものです。
会組織の手順として、下部組織からその必要性、意義等が論議されて組織化される場合と、他に組織
化を前提に下部組織に下ろして検討を加え意見集約し、承認を得て組織する方法が考えられる。沖精P
連の場合は、後者の形で進められた気がする。従って各単Pではその趣旨や意義等について論議を深め
なければならない時期にきていた。ところが私の属する単Pでは、それらの事が十分なされておらず、
組織結成へ向けての論議と協力体制づくりの必要性を感じた。単Pで十分な論議がなされないままでス
ムーズに結成されるか不安もありましたがいよいよ平成3年2月には、大平養護学校で結成総会が開か
れることになった。開会してみると、組織のあり方、理事の選出方法、会費負担のあり方等いろいろ質
問が集中し、活発な討論はあったものの何とか結成される運びとなり、國仲初代会長以下三役も承認さ
れ沖精P連のスタートとなった。
さて、結成3ケ月後の平成3年5月には九州地区精薄養護学校PTA連合会(九精P連)理事会沖縄
大会が九州地区精薄養護学校校長会とセットして八汐荘で開催された。
その準備や対応で忙しい思いもしましたが、各県からの活動報告を聞き、結成したばかりの沖精P連
も「頑張らねば」ということを痛感した。特に鹿児島県の「保護者による小規模作業所づくり」への取
り組みについては、深い感銘を受け今でも脳裏に残っている。
沖精P連としての活動も行事計画に基づき遂行することになったが、沖縄全県に広がる会員をいかに
してまとめ活動に参加させることができるか等多くの課題に直面した。
そのため、会長を中心に三役が会し、泡盛を酌み交わしながら語り合ったこともあった。そのような
語りあいの中から誕生したのが現在継続実施されているスポーツ交流会と会報の発刊である。
第1回スポーツ交流会は美咲養護学校が担当校となり、金武分校をはじめ、本島内6校が参加して開かれ
た。地理的、経済的な面で宮古、八重山の参加が難しい状況にあるのは心残りがするが、親子でボールを
追い、快い汗を流した後思い思いの場所で弁当を広げ、スポーツ交流に相応しい光景を前にすると、実施
してよかったという感をもった。第1回大会の勝敗の結果は好プレー珍プレー続出の末、私の勤務校である
美咲養護学較が9人制バレーボール、ビーチボールと圧倒的強さを発揮優勝し、気をよくしたものである。
会報については、地理的な面から諸活動になかなか参加のしにくい条件下にある宮古、八重山の情報
提供等その必要性は認めつつも予算がなく又事務局も多忙ということもあって発刊が遅れた。事務局の
負担を少しでも軽くしようということで会報発刊は私が引き受けることになったが印刷予算がなく、原
稿を持ち帰り、娘に頭を下げ夜遅くまでワ一プロで活字化させ第1号が刷り上がった時は肩の重荷をお
ろしたものだ。2号日の発刊からはいくらか予算もっき印刷屋のオヤジ様に頭を下げて値引きしてもら
う程度で1号発刊のような苦労はなくなった。
いま立ち止まって2年半の在任期間を振り返ってみると私が直接係わった活動は上記のスポーツ交流
会と会報発刊が主でしたが、この会の事業計画を遂行するに当たって、数多くの方々の力に支えられな
がら仕事を進めてきたことに改めて気付く。
組織や規約の草案作りをはじめ結成に向けて準備なさった當銘元校長先生、現美咲養護学校の仲嶺校
長先生方のお力がなくてはこの会の組織はなかったと思います。
組織後もいろいろな情報、ご助言、ご指導をお寄せ戴きました。また、初代の仲宗根、二代砂川両事
務局長の苦労も大であったと思います。
活動するに当たっては、美咲養護学校、大平養護学校職員の多大な協力があったことを記しておき
たい。
特に美咲養護学校は当時、創立20周年記念事業の取り組み、校舎の全面改築に向けての作業を進めな
がらの協力活動であっただけに職員に多くのご苦労をかけましたが、それぞれの立場からご協力を賜り、
沖精P連の仕事を進めさせて戴いたことに感謝を申し上げたいと思います。
最後に結成5周年という節目をバネにして沖精P連の会員の皆様が横の連携を密にしながら諸活動に
進んで参加し、会活動が益々充実発展することを祈念致します。
沖精P連の思い出
初 代 監 事
大兼久 フサ子
沖精P連が結成されて5年、光陰矢のごとしとはよく言ったもので月日のたつのは本当に早いものですね。
私が沖精P連に初めてかかわったのはまだ結成準備の段階でこれから会を作っていこうという時でし
た。その時たまたま名護養護学校の会長ということで、その責任からの参加でその会に対する自分なり
の考えなどもちあわせてなく、ただ準備委員会に呼ばれたら末席で皆さんのやりとりを傍聴しているに
すぎませんでした。しかし、回を重ねていくうちに会議は熱気を帯びるようになってきて、私も熱い思
いをするようになってきました。
当時、名護養護学校の當銘先生や、西崎養護学校の友利会長さんらの熱気帯びた討論、そしてその白熱
した会議をやんわりとうまくまとめていく國仲会長さん、あの時の光景は今でも忘れることができません。
あの討論の中には、それぞれ立場は違っても子供たちに対する深い愛情があったからだと信じています。
さて、いろいろ問題や課題はありましたが、いよいよ結成総会が大平養護学校の体育館で開かれまし
た。その日のことも私は忘れることができません。なぜなら実はその日司会を務めるはずだった方が
急用ができてしまったということでいきなり私がかわりを命じられてしまいました。まさに青天の霹靂
というのでしょう心臓がドキドキしたことも懐かしく思い出します。
結成大会以後はゆるやかな活動の中にも着実な跡を残していきました。
まず一つは各単P対抗のスポーツ大会。第1回は9人制バレーボールの部で美咲養護学校、第2回大
会は名護、第3回大会は大平がと、盛り上がってきています。また3回大会からは綱引きが新しく加え
られ益々交流スポーツ大会が充実するようになりました。
二つ目には、各機関への要請活動です。県の教育行政への陳情、その時の陳情団は國仲会長を団長と
して各単Pからの代表、その中で自分だけが緊張しているように思えてなりませんでした。県の教育長
の前で西崎の赤嶺会長が堂々と要請文を読み上げたあの姿に母親の強さを感じたものです。
ふり返って見ますと、息子が養護学校の中学部に入学してから今年3月に卒業するまでの問、PTA
活動には私なりのかかわり方をしてきました。役員を引き受けるということは責任が伴い、かなり負担
になる部分がありますが、反面いろいろ勉強させてもらいました。県議会の文教委員会を傍聴できたこ
とは貴重な体験です。単Pの活動の中で大きく残るものは全会員で成功させた「運搬車両購入チャリティー
コンサート」でしょう。一人でも多くのお客さんに来てもらおうとチケット販売に、そして広告のお願
いにと一人ひとりの会員の頑張りが見え頼もしく思ったものです。
わずかの期間ではありましたが沖精P連には設立当初からかかわったということもあってそれだけに
感慨深いものがあります。これからは直接かかわることはなくなりましたが、離れた所から見守ってい
きたいと思います。沖精P連が益々充実発展することを祈ります。
名護養護学校PTA活動紹介
県立名護養護学校は、昭和51年に開校し今年でちょうど20年になります。北部地区で唯一の知的障害
を主とした養護学校です。場所は、名護市字宇茂佐760番地です。隣に北部農林高等学校があり、緑と
閑静な教育環境に恵まれたところで東には桜で有名な名護城・名護岳の連山、南には一昔ヒートー狩り
で賑わった名護浦湾が広がり南国の海の彩りを楽しませ、西には高さを誇る嘉津宇岳の山々が雄々しく
そびえ、北は奥の山原(ヤンバル)に繋がる道々が連なっています。そのような山の懐に抱かれたとこ
ろです。
幼児児童生徒(幼稚部、小学部、中学部、高等部)はみんなで109名です。自宅から通学する者が77
名、名護わかば園の知的障害援助施設から29名、琉球病院の医療施設から2名、離島等遠隔地の通学困
難な者のための寄宿舎から23名となっています。名護市を中心とする1市2町8村から通学しているこ
とになるが、わかば園と琉球病院が沖縄全域からあずかっていることから、遠くは宮古までPTAの会
員が広がっています。そのようなこともあり、PTA活動が今一つ盛り上がりに苦しむこともあるが心
根の厚いのが名護養護のPTAの特徴であり、体質となっています。
昭和51年初代PTA会長比嘉民裕氏の活躍でPTA活動の基盤が整い、2代目PTA会長仲宗根忠男
氏はプロ野球の日ハムチームとの親と子のソフトボール大会等で賑わわせています。昭和57年3代目P
TA会長波久地政治氏や昭和58年のPTA会長普天間直松氏(4代目)はスペシャルオリンピック東京
大会へ多くの選手を派遣し優秀な成績をおさめています。昭和60年5代目PTA会長平良森雄氏は10周
年記念事業に大きく活躍し記念植樹や屋外遊具の設置に努力しています。平成元年6代目PTA会長湧
川武彦氏、平成2年7代目PTA会長大兼久フサ子氏は運搬車両購入のためにチャリティーショーを企
画しPTA活動を活性化させています。平成4年8代目PTA会長糸満盛男氏は卒業生育成会に力を注
ぎ、卒業後の生徒の活動の在り方の基盤を示しています。平成5年9代目PTA会長松田忠弘氏は学校
が沖縄県知事からの環境教育モデル校の指定を受けていることから学校緑化と教育環境整備に努め、ま
たPTA活動の一環としてのPTA視察研修に力を入れて、職場や作業所の見学を通して、将来の子供
たちの進路を考える研修を強化しています。
松田PTA会長は、視察研修を終えて次のように感想を寄せています。
「各市町村が障害者の自立に力を入れている事を感じたが、まだまだ施設の数が足りないと思います。
今回の研修では、色々な会話や談話が出て、意見交換も出来て大変有意義だと感じました。」
歴代のPTA会長を中心にした活動を引き枢ぎ発展させていくため、学校、職員との協力関係を一層
強くし子供らのため努力していきたい。
今後の活動の課題として、広い範囲のPTA会員をどのように会活動に参加させ活性化したらよいか
ということや、学校週五日制に関わる教育活動への参加の在り方、保育参観や授業参観の仕方等につい
て会員相互の理解をどう深めあっていくかなどが課題である。
名護養護学校金武分校PTA活動紹介
金武分校PTAは、昭和59年4月1日、会員51名でスタートした。会費は、1人月額500円で平成8
年度まで同じ額である。会員は、年々減少し、平成8年度はP2人、T8人の10人になった。
PTAの目的及び事業、事業内容は次の通りで、設立当初から今日まで引き継がれている。
1 目 的
本会は、保護者と学校の聴員が協力して学校教育の進展と児童生徒の福祉の向上を
図るとともに、会員相互の親睦と教養を高めることを目的とする。
2 事 業
(1)児童生徒の教育の振興、福祉の増進に関すること。
(2)会員の親睦と教養を高めること。
(3)関係諸機関、諸団体との連携を図る活動。
(4)その他本会の目的達成に必要な活動。
3 事業内容(活動状況)
(1)総 会
毎年3月卒業式、修了式終了後に開催。活動全般について協議し、会員相互の
一層の連帯と親睦を図る。
(2)評議員会
総会につぐ議決機関。
(3)授業参観
子ども達の学校生活の様子を知り、担任との意見交換の機会とする。
(4)PTA通信
「ふれあい」を年4回発行し、相互の情報交換の場とする。
(5)学校行事への参加
春、秋の遠足には必ず参加する。
(6)沖精P連スポーツ大会参加
0平成4年度 9人制バレーボール 3位
0平成5年度 ソフトバレーボールの部優勝
0平成6年度 綱引きの部準優勝
美咲養護学校PTA活動紹介
はじめに
本校は昭和47年1月に琉球政府立中部養護学校として設立を認可され、同年3月に校名を「琉球政府
立美咲養護学校」と改め、5月10日には小学部22名、中学部14名、職員15名で開校式を挙行した。
そして、5月15日の祖国復帰に伴い校名は「沖縄県立美咲養護学校」となった。通学区域は、西原町、
浦添市及び金武町を含む中頭地区の15市町村であったが、平成4年度の通学区域の見直しにより12市町
村になっている。
PTAは開校当初より後援会を組織し、初代会長宇根宗功氏、副会長高江洲匡氏を中心に生徒指導部、
健康教育部、文化部、事務部の活動が開始されたが時代の変遷とともに現在は、総務部、文化部、体育
部に改められた。
昭和56年にはPTA後援会を改組し、PTA会長に仲泊正勝氏、副会長に高江洲タケ氏が選出された。
事業計画は、母親学級、父親学級、盆踊り会、環境美化作業、球技大会、PTA研修(視察研修)、
卒業生激励会等の活動があった。この中から継続されている活動状況を一部紹介いたします。
1盆踊り会 文化部長 伊波弘子
美咲養護学校のPTA行事の一つである恒例の盆踊り会が、中秋の名月の頃に行われている。
平成7年度は9月30日に校舎改築のため、沖縄市の八重島公園での予定があいにくの天気で急遽本
校体育舘での盆踊り会になった。
やぐらも設置できないということで心配でしたが先生方の協力のもと最高の雰囲気のなかで親子、
そして父兄の皆様との触れ合いができ子供たちの喜ぶ声など幸せな笑顔を見ることができ嬉しく思い
ました。
曲目は、稲しり節やきしばほろほろなどで文化部の踊り手を見ながら踊り、楽しいタベのひととき
を過ごしました。先生方が工夫をこらしてプール側で花火も上げてもらい最後のフィナーレを飾るこ
とができました。
2 親睦スポーツ大会 体育部長 山本喜美子
親睦スポーツ大会は、会員相互の親睦を図るとともに沖精P連のスポーツ交流大会の選手選抜をか
ねて開催されていますが、今回は台風のため沖精P連主催のスポーツ大会は残念ながら中止になり、
せっかく一生懸命に練習した成果が発揮できず悔しい思いをしたところであります。
平成7年度は、校舎改築で十分な練習もできない状態のなかでありましたが次年度は多くの会員の
方々がご参加いただいてともに汗水流しながら親睦を図っていただきますよう願っております。
3 楽しい作業所つくり PTA副会長 山城喜美江
本校PTAでは、これまで高等部卒業生の進路担当と連携を図りながら施設等見学を行ってさた。
作業所つくりの活動を始めたきっかけは、ちょうどPTA主催の施設見学が行われた頃、進路指導
担当の先生の「この子らの受け皿は期待できない、親同士が頑張らなければならない。」との助言を
いただいて、私たち宜野湾市に住む中学部・高等部の5名の母親らで「自分たちの作業所をっくろう」
と1995年6月より活動開始しました。
その頃、本校PTAでは、作業所つくりに保護者が積極的に携わっていくことができる体制作りを
と授産施設の設立等に関わった方や行政機関の担当者をお招きして「シンポジウム」を開催したとこ
ろである。
大宜味村の「えすの里」、具志川市の「栄野比の里」「栄野比学園」「禄の里」の施設見学を通して
所員の活動の様子を直ちに拝見できたことは作業所つくりに大いなる力となりました。
現在、どの市町村でも作業所の受け入れ粋が狭く、在宅者が増えている実情を踏まえ、卒業後すぐ
に入れる作業所があればと思い立ち活動を始めたものの無経験な者ばかりの親では、どうにもできず、
市内のひまわり作業所の会長に相談を仰ぎ作業所つくりに関するイロハを指導してもらっています。
過2回(水・木曜日のAMlO時)宜野湾市社会福祉センター内で作品つくりをして、地域の祭りな
どで販売したり、空缶、古紙回収等もやっています。
当初は5名でしたが、電話や家庭訪問をして参加を呼び掛けたところ2名の母親が賛同して現在7
名の仲間で頑張っています。ひまわり作業所でも若い子たちが3名増え、週2回の作業も活気がでて
きました。
活動を通して感じたことですが、子供の年令に関係なく親が活動に参加して知識を高め、認識ある
行動「行政がするだろう、誰かがするだろう」ではなく、「自分がやらなければ誰がやる」と親が変
われば子供や家族が変わります。
忙しい毎日ですが、一緒に一つの目標に向かっている充実感があります。作品っくりをしながらの
雑談もとても楽しいです。地域のみなさん私たちと一緒に頑張りませんか、いっでも大歓迎です。
お待ちしております。
大平養護学校PTA活動給介
大平養護学校PTAは、会員329名(保護者194名、職員135名)で構成されています。専門部会とし
て、総務部、文化・教養部、保健体育部、環境整備部、広報部、ベルマーク委員会(特別委員会、Lマー
ク含む)の6分野からなり、全会員が連携を密にして活発なPTA活動を展開しております。
本校は、昭和40年の4月13日に開校した本県で最も歴史の古い精神薄弱養護学校で、「愛汗」(友よさ
めよ さめて愛にかえれ愛なき社会は暗黒なり 友よさめよ さめて汗にかえれ 汗なき社会は墜落
なり)の精神を基本に据え、教育活動が行われています。
知的発達に遅れのある子ども達の「社会参加・自立」を目指し、父母と教師が一体となって、子ども
達にかかわる問題を父母と教師自身の問題ととらえPTA活動に取り組んでいます。以下、平成7年度
のPTA事業と活動状況を紹介し、本校単位PTA活動報告といたします。
平成7年度 主なPTA事業と活動報告
平成7年5月11日(木) PTA役員会
5月15日(月) 第1回PTA評議員会(総会協議事項、表彰の件)
5月20日(土) 平成7年度PTA総会(総会協議事項、表彰、山城清頑氏他5名)
6月3日(土) 創立30周年記念式典・祝賀会(600名参加)
6月8日(木) PTA歯科講話 講師:比嘉千春(ちはる歯科クリニック院長)
7月1日(土) 第2回PTA評議員会(環境美化作業、進路施設見学、沖精P連発足5周年
記念スポーツ交流大会等)
7月15日(土) 第1回PTA校内環境美化作業(90名参加)
7月19日(水) 平成7年度第1号PTA新聞「愛汗」発行
7月21日(金) 進路/PTA施設見学(見学場所:南風学園、玉川園、参加者71名)
8月27日(日) 平成7年度全精P連第14回全国研究協議会長崎大会参加(國仲英廣会長他
〜28日(月) 2名)
9月16日(土) 第2回PTA校内環境美化作業(80名参加)
10月9日(月) 第3回PTA評議員会(児童生徒派遭費、第14回全精P連長崎大会の報告他)
10月20日(金) PTA進路講話
講師:前城ヨシ子(潟jックコーポレーション常務取結役)
「社会人になって」(卒業生2名の報告100名参加)
12月16日(土) 第4回PTA評議員会(各部活動報告、PTA美化作業、新年会等)
12月20日(水) 平成7年度第2号PTA新聞「愛汗」発行
平成8年1月12日(金) 平成8年PTA新年会(場所:ゆうな荘、参加者58名)
1月20日(土) 第3回PTA環境美化作業(88名参加)
1月26日(金) PTA講話「性教育について」
講師:仲田文雄校長、嘉手川重常先生(寮母)60名参加
平成8年2月4日(日) 第2回愛汗祭、小学部発表会でPTA作品出展
※ 3月8日(金) 第5回PTA評議員会(予算執行状況、年間反省と課題等)
※ 3月19日(火) 平成7年度第3号PTA新聞「愛汗」発行
(※印は予定)
島尻養護学校PTA活動紹介
平成7年5月20日 PTA総会(会員数220名)
(1) 平成7年度予算、事業計画の承認、役員選出
P T A会長 安 里 慶 子(P)
PTA副会長 大 城 尚 子(P)
〃 仲 本 英 立(T)
6月9日 第2回評議員会、各部会
一年間の活動計画
6月14日 沖精P連第1回理事会(大平養護学校)
会長、副会長参加
(1)平成6年度事業報告及び決算報告
(2)平成7年度事業計画及び予算案審議
6月27日 第1回PTA作業(41名参加)
6月27日 沖精P連総会(沖縄高等養護学校)
会長、副会長参加
(1)平成6年度活動報告、決算報告
(2)平成7年度事業計画及び予算案審議
(3)平成7年度九州地区精神薄弱養護学校PTA連合会参加報告
7月7日 第3回評議員会、各部会
施設見学、PTA一日親子研修について
7月21日 PTA施設見学(88名参加)
o見学場所:愛の園(与那原町)
若竹作業所(補添市)
蒼生学園(宜野湾市)
昼食はサンアベリティズうらそえ(浦添市)
7月23日 PTA親子一日研修(109名参加)
o午前中はプール遊び、昼食はバーベキュー。
午後は児童生徒は視聴覚室でビデオ観覧、保護者は進路指導部の朝妻先生と
「子供達の自立へ向けて」座談会。
8月27日 「平成7年度全国精神薄弱養護学校PTA連合会」全国研究協議大会
〜28日 (長崎国際ホテル日昇館)会長他4名参加
テーマ「子供達が豊かに生きるための家庭、学校、社会の役割」
9月8日 第4回評議員会、各部会
「島養盆踊りのタベ、10/7」について実施計画
名称、時間の変更「島養秋まつり」午後6時より(集合5時30分)
平成7年9月12日 沖精P連理事会(沖縄高等養護学校)
会長、副会長参加
o記念誌の装丁、内容、執筆者の検討
o要請活動報告
10月7日 「島養秋まつり」午後6時より
5時30分職員バンド演奏で始まり、ひやみかち太鼓、高等部の三味線演奏で盛り
上がった。今年は地域の婦人会(大倉ハイツ、友寄ハイツ、他)の踊りの協力が
あり、地域の皆様と楽しい交流ができた。
10月23日 臨時評議員会
シンポジウム「職業自立の推進、その現状と課題」について
秋まつりの反省と会計報告
11月9日 第2回PTA作業(38名参加)
11月15日(日)シンポジウムにむけて体育館周辺の草刈り
11月15日 平成6、7年度県指定、心身障害児職業自立推進重点校
シンポジウム「職業自立の推進、その現状と課題」(44名参加)
〔シンポジスト〕
雇 用 者 アルペンローゼ社長 山 城 興 光
行政関係機関 障害者職業カウンセラー 崎 原 妙 子
保 護 者 本校卒業生保護者 富 山 勝 子
学 校 本校進路指導部 朝 妻 彰
〔コーディネーター〕 フリーアナウンサー 崎 山 律 子
平成8年1月19日 PTA教育講演(60名参加)
講師:株式会社丸三ランドリー 代表取締役 荷川取 ツ ル
演題 児童生徒の社会参加と自立への助言
一保護者への要望−
西崎養護学校PTA活動紹介
PTA会長 赤 嶺 恵 子
平成6年度の反省を糧にひとつひとつ行事を無事終えてきました。
毎月の授業参観日には、廃品とベルマーク回収、Lマーク収集を幼・小学部と中・高等学部とに分け
たり、全体で実施したりしてきました。
Lマークの「世界の名画を送ろうキャンペーン」では、昨年のマネ作『笛を吹く少年』に続き、モネ
作『睡蓮』・ゴッホ作『ひまわり』の2点が増え、校内ミニギャラリーが充実し喜んでいます。
また、夏休みの恒例行事のひとっである施設見学も7月25日(火)に実施されました。今年は、福祉
工場(恩陽会)と、ざんばかりゆし学園の施設見学で100名近くの参加希望者があり、スクールバス2
台利用のため、やむなく人員制限をする程の申し込みがあるほど、年々希望者が増え続けて会員の児童
生徒に対する将来の進路への関心が伺われました。
恒例といえば、7月22日(土)に具志川市総合体育棺で予定されていました沖精P連スポーツ交流大
会が台風接近のため中止になったことはとても残念でした。会員の中には“中止ではなく延期にした方
が良かったのでは”という声もありました。優勝をめざして練習したのに・・…・と残念がっている会員の
姿も見られました。
8月下句には、平成7年度全精P連研究大会にPTA幹事1名が参加し、11月のPTA新聞には、大
会の状況報告が詳細に紹介され《子供それぞれの豊かさとは何か》を、しっかりと受け止めて、PTA
活動を推し進めていかなければと考えさせられました。
9月には、第2回(西養盆踊り)が催され、“明るく楽しい盆踊り”をめざして取り組みましたとこ
ろ、会員相互の親睦は勿論のこと、地域との交流では、隣校の先生方、西崎の自治会長さんなど多くの
来賓の方々のご出席をいただき、オープニングには豊見城村内の保母有志によるジョンマン太鼓の出演
をはじめ豊見城南高校、豊見城高校、沖縄水産高校、西崎中学校のボランティアによる出し物などの他、
西崎小学校の児童会による友情出演などもあったりでたいへん盛り上がりました。
又、当日の出店には、本校OBの皆さんが頑張っている作業所を優先に頼んだ
ところ、採算無視の大盛りサービスで参加者に充分満足していただけたのではと考えています。
10月には、運動会にむけて草刈り作業と植樹(太平洋戦争沖縄戦後終結50周年事業)として、「県民
100万本植樹運動」が展開され、それに賛同し、学校緑化計画と併せて、本校児童生徒や先生方、保護
者が参加し、レンギョウを165本植栽し、スタンドにはモクマオ・ガジュマル・クワデイサー等と、み
るみる整備されて潤いのある環境づくりが果たせたと喜んでいます。
1月には、「作業所が現在かかえている問題点」と、題しての講演会があり質疑応答を交えて深く勉
強会をすることにより、今後の課題を明らかにし将来の展望を見つめなおす機会になったと思います。
平成7年度も後わずかで終えよとしていますが、これからも、会員一人一人の協力を得て信頼関係を
保ちながら、学校や地域社会、その他の関係機関との連携を深めながら行事を進めて参りたいと考えて
います。
最後になりましたが、沖精P連の更なる発展と、各単Pのますますのご活躍を祈念いたしまして報告
といたします。
今後とも皆様のご指導を宜しくお願い申し上げます。
八重山養護学校PTA活動紹介
1 はじめに
本校は、養護学校の義務制にともない八重山地区唯一の精神薄弱養護学校として、昭和54年4月に
小学部と中学部の2学部で開校した。
開校と同時に、「会員相互の親睦と研修を深め、本校児童生徒の学校及び家庭、地域における生活
指導を始めとする教育の進展と福祉を図るとともに、現場実習、職場開拓と学校の運営を援助するこ
と」を目的としてPTAが結成され、初代会長に川平永光氏が就任した。本会の行事の特徴は、市内
の特殊学級に在簿している児童生徒や担任及び保護者も参加して親睦を深めていることである。平成
7年度の会員は保護者25名、職員45名、計70名で、砂川会長を中心に全会員一致協力して和気藹藹と
本会を運営している。
2 PTA歴代役員
役職年度 | 会 長 | 副 会長 | 役職年度 | 会 長 | 副 会長 | |
昭和54年度 | 川 平 永 光 | 大 浜 善 義 | 昭和63年度 | 砂 川 長 紀 | 黒 島 良 雄 | |
昭和55年度 | 川 平 永 光 | 大 浜 善 義 | 平成元年度 | 黒 島 良 雄 | 熊 田 次 夫 | |
昭和56年度 | 川 平 永 光 | 大 浜 善 義 | 平成2年度 | 黒 島 良 雄 | 熊 田 次 夫 | |
昭和57年度 | 川 平 永 光 | 黒 島 良 雄 | 平成3年度 | 黒 島 良 雄 | 熊 田 次 夫 | |
昭和58年度 | 川 平 永 光 | 黒 島 良 雄 | 平成4年度 | 黒 島 良 雄 | 西 銘 栄 弘 | |
昭和59年度 | 川 平 永 光 | 黒 島 良 雄 | 平成5年度 | 池 城 芳 孝 | 宮 良 美桂子 | |
昭和60年度 | 上江田 恵 好 | 黒 島 良 雄 | 平成6年度 | 砂 川 長 紀 | 宮 良 美枝子 | |
昭和61年度 | 上江田 恵 好 | 黒 島 良 雄 | 平成7年度 | 砂 川 長 紀 | 宮 良 美枝子 | |
昭和62年度 | 砂 川 長 紀 | 黒 島 良 雄 |
3 平成7年度のPTA活動計画
月 | 活 動 内 容 | 月 | 活 動 内 容 | |
4 | PTA会計監査 | 10 | 運動会への協力参加 観月会 | |
5 | PTA評議員会 PTA定期総会学級PTA | 11 | ||
6 | PTA親睦球技大会 | 12 | 学級PTA 太陽の子 | |
7 | 学級PTA 太陽の子 | 1 | ||
8 | 2 | 八養祭への協力参加 | ||
9 | PTA作業 | 3 | 学級PTA 太陽の子 |
4 PTA活動の紹介
本会活動で誇れる行事に開校当初から行われている「太陽の子」と「観月会」がある。「太陽の子」
(ティラヌファー)は、学期一回行われ、一学期は海水浴をしながらのバーベキュー大会、二学期は
グランドゴルフの後のおでん大会、三学期は大漁部落の地域の人との交流を兼ねたビ−チパーティー
大会、これらの行事の特徴は児童生徒はもちろん保護者及びその家族が参加して行われ、各家庭の子
供同士、保護者同士が親睦を交わし和気藷藷と楽しんで、保護者間の絆を深めていることである。
沖縄高等養護学校PTA活動紹介
本校は軽度精神薄弱者の後期中等教育の拡充と内容充実を期すため、高等部単独設置校として平成
3年4月に開校しました。設立趣旨は職業自立できる生徒の育成であることから、基本的な生活習慣の
形成を図るため全寮制としている。校区も県全域のため、本島はもちろん、北部の離島・宮古・八重山
等からも在学している。
本校PTAは、平成3年5月25日にPTA結成総会が開かれ、初代会長に田中寛氏が就任し、PTA
活動が開始されました。PTA会員が県内全域にわたるため、全会員が一同に会しての活動が困難な状
況にあるが、PTAの事業は、保護者が参加しやすいように、学校の行事とセットして計画しています。
平成7年年度役員
○会 長:野 村 静 英 ○副会長:能 山 朋 子 ○副会長:石 橋 正 次
○事務局:田 仲 康 丈 ○庶 務:大小掘 武 ○会 計:棚 原 明 美
○監 事:外 間 清 一 ○監 事:高 良 幸 正
平成7年度事業
o P T A総会・…・・・・・…5月26日 o 現場実習見学・・・・・・6月16日
o PTA研修会・…・・・・・・・・7月20日
o 秋まつり・・・・・・・・・・・・9月22日
o 校内陸上競技大会……10月13日
o 沖高養祭・・・・・・・・・…11月23日
o PTA実技研修会…・・・2月13日
o 卒業生激助会・・・…3月8日
各事業紹介
<現場実習見学>
現場実習期間中に1日見学日を設定して、自分の子供の実習先に行って実習の様子を見学し、激
励する日として設定している。
<PTA研修会>
毎回、卒業生の就職している事業所等から講師を招聘し、就職に向けてのどのようなことに留意
したらよいかを講演してもらっています。
今年は宮城島農業生産組合代表理事池宮城武仁氏の講演をお願い致しました。
<秋まつり>
盆おどり大会で、運動場で実施しているが、今年は雨天のため体育飴での実施となったが多数の
保護者が参加し、たのしい秋まつりになりました。
<校内陸上競技大会>
体育祭と校内陸上競技大会を交互に実施しているが、今年は校内陸上競技大会の年で具志川市陸
上競技場で開催、保護者も多数応援にかけつけ、保護者の参加種目の障害物競争及びリレー種目に
はたくさんの父母が参加して大変盛況でした。
<沖高養祭>
沖高養祭は文化祭で、展示の部と舞台の部があり展示の部に保護者のコーナーを設け、絵画、書
道、焼き物、工芸品、EMで作ったトマト等たくさんの協力出品がありました。
<PTA実技研修会>
PTAの実技研修会は、「与那原すば」の実技研修会を開催30人余の会員が参加し楽しい研修で
した。講師は、PTA会員で「古来の与那原すば」の伝承者の能山宗忠氏を講師にお迎えし、手打
ちすば作りにチャレンジしました。自分で作った「すば」の味は格別でした。参加した会員からは
来年も是非実施して欲しいとの要望がありました。
<卒業生激励会>
在校生の保護者も多数参加し、お母さん方の合唱、琉舞で卒業生を激励してくれました。
<PTAの県外研修会>
PTAの県外研修会には、全国精神薄弱養護学校PTA連合会研究協議会長崎大会に会長、副会
長の2人を派遣し、全国のPTA活動の動向など研修しました。
本校ではPTAのほかに、「寄宿舎父母の会」も組織され、「ミカン狩り」や「バーベキュー」等が計
画され、親子のふれあいや父母の親睦を深めている。