つながりを感じて −第22期卒成人式に参加して−
小学部進路担当 町田
小生、今年度初めて(少々後ろめたさを感じつつ)青年教室に足を運び
第22期卒成人式に参加した。会場(農民研修センター)入口には、青年
教室担当の先生方をはじめ、保護者の方々や卒業生が多数集まっていた。
その中には新成人の卒業生の顔、その懐かしい顔は、小生小学部教諭であ
りながら校舎内でよく見かけた生徒たち。担任の先生方もほとんどが転勤
していて、そこでの様子はさながら同窓会のようだった。
新成人の諸君は、スーツや晴れ着で着飾り、学生の頃とは見違えるほどま
ばゆいばかりに輝いていた。担任だった先生方は、子どもたちを見つける
なり、懐かしそうに近寄り声をかけている。ある担任は、云会場こ入る前の
子のネクタイを整えている。その様子を前に涙もろい小生はつい目頭が熱
くなってしまった。
会場は各テーブルとも、卒業生、保護者、先生方でいっぱいだった。ク
ラス毎に新成人諸君の紹介が始まった。紹介するのは、もちろん担任だっ
た先生方の役目。先生方はひとりひとり、まるで昨日の出来事のように子
どもたちのエピソードをまじえ紹介した。成人諸君の晴れの門出を自分の
ことのように嬉しそうな表情で話してくれたのである。
なんと、あたたかい成人式だろう。そう思ったのは小生だけではなっか
たはずである。保譲者はもちろんのこと、教師、まわりの人たちが祝福し
ていた。そして新成人諸君も大人になるということをしっかりと感じて、
受げ止めていたのではないだろうか(どこかの県の荒れた成人式の連中に
爪の垢でも煎じては・・・)。
小生が美咲に赴任した時担任をした子どもたちは、早、高等部2年、先
月は修学旅行へ行った。楽しい旅行をしているかといまだに気になる。こ
の子どもたちが成人するまで3年、成人式には必ず参加しようと心に決め
てしまった。青年学級担当の先生方に、式で小学部の思いでのスピーチを
とお願いするのは時期尚早であろうか・・・・。